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日々

2021.9.20

 お彼岸が近くなり、朝夕少し過ごしやすくなってきました。今年、2021年の夏はやたらと暑く、雨が異常に多い、観測史上類をみない年でした。

 専門学校に勤める私は、いつもの年なら7月の中旬から8月末まで夏休みのハズですが、今年は例年になくダラダラと仕事が続いた夏。その上、当協会の代表理事である横田秀策先生と「産学連携教育イノベーター育成プログラム」なるものに応募し、二人して受講が決まり7月16日から東北大学に籍を置く「立教大学リーダーシップ開発力育成コース」に所属する学生に戻ったものですから、夏の間「大学基礎教育科目」なる課題の下25本の論文と4冊の推奨図書に目を通し11本のレポートを書くという離れ技を演じておりました。

 私は年が明ければ還暦を迎えます。「今さらナゼ」なる疑問が頭を過りますが、これが生涯現役であり続けることだと得心しております。あとどのくらい自分が教壇に立ち続ける事ができるか分かりませんが、教壇に立ち続ける以上自分自身が「学習者」でありたいと思うのです。

 「産学連携教育イノベーター育成プログラム」にインストラクショナルデザインという「授業設計」を行う科目があります。これは「授業内で達成したい目的の達成度を確認しながら効果的・効率的・魅力的な授業を実現する方法を準備する」(「研修設計マニュアル」鈴木克明著、なお本文では授業は研修となっている)科目です。この夏の間中「効果的・効率的・魅力的」な授業とは何かについて考え続けました。答えは出たかと言うと実際は「まだ」です(笑)。ですが、教育学者ジョン・M・ケラーの次のような言葉に出会うことができました。「すべてを学ぶことはできないから、いつも心を開いていなさい。常に自分の職業の初学者として、新しいことを学ぶ心がけを持ちなさい」。

 今、私は「学ぶ」ことに対してまだ「情熱」を持っています。そして、その「情熱」が無くなったら教職を退こうと考えています。

 と書くと何やら格好いい感じが致しますが、「生きる」ということは困難の連続です。このブログを書いている間も、家族の夕食を何にしようか。9月は会社の決算月だとか。(私は小さな会社の社長です)明日は母の介護の要件でケアマネジャーが来る日。お墓参りは23日に。

 つまり、生活することに追い回される日々を送っています。明日(9月21日)は中秋の名月、ゆっくり月をめでることができるやら。トホホ。

専務理事 由木千尋

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