FCC GROOVE 立ち上げのごあいさつ
2021.4.17
若者のキャリア開発・成長に想いを
新しい学習指導要領が昨年度の小学校、そして、今年度が中学校、来年度が高校と順次実施されています。
今度の学習指導要領のキモはアクティブ・ラーニングとキャリア教育です。その流れもあり、いずれの校種、学校においても何らかのキャリア教育が行われてきたことは喜ぶべきことですが、その内容は依然としてイベント型のものが多く、一人ひとりのキャリア開発・成長が促されているとは言い難い状態です。
その結果、大学で付け焼き刃のようにキャリア教育を行い、なんとか社会に送り出していると言っても良い状態ではないでしょうか。したがって、世に送り出された若者が苦戦するのも当然という感じです。
今まで、10年間でおおよそ1万人を超える中高生にキャリア教育を行なってきました。
そこでは、毎年のように
「目標や夢がない自分はダメな人間だと思っていました。」
「今まで、できる限り人とのコミュニケーションを避けようとしていた自分がいました。」
など、キャリア開発・成長の点から致命傷ともいうべきものを背負ったしまった若者がいました。キャリアの授業に参加することで、どうにか救うことはできましたが、もし、出会わなかったらどうなっていたのかを考えると状況は深刻です。
今回、(一社)FCC GROOVEを立ち上げたのは、そのような若者を一人でも救いたいという想いからです。できる限り、広く、いろんな若者が参加できるように、議論の末に驚くべき料金の設定にしました。若者が「人生の舞台に上がる」ために、必要なことを一緒に学んでいきましょう。