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年の瀬に想うこと

2021.12.25

今年も残すところあとわずかとなりました。
毎日があっという間に過ぎていき、まだ10月だと言われたら、「そうかも…」と
思うほど実感がありません。

今月中旬、娘は保育園で流行っているウイルス性胃腸炎に罹患し、何度も嘔吐・下痢を繰り返しました。脱水の状況からもう少しで大きな病院に入院するところでした。
症状が激しかったので、親である私たち夫婦も慌てふためき、具合が悪くて心細く、後追いの激しい娘を病児保育に預ける決断はできませんでした。加えて感染防止の自宅籠城のために打ち合わせや仕事のキャンセルと交代、夫はリモート対応をお願いして、何とか1週間乗り切りました。

保育園に登園を始めた初年度であるため、病気をもらってくるのは致し方ないことだと十分理解しているつもりですが、思うように動けない心のさざ波をどう受け止めたらよいのか悩ましく思う1週間でもありました。

そんな時にNHK Eテレ「ウワサの保護者会」で夫の家事育児と妻のホンネをテーマにした再放送を視る機会がありました。恵泉女子大学学長の大日向雅美先生が男女の役割意識について言及される中で、「世間では女性活躍というが、そんな上っ面なものではない。実際に結婚して家庭を持って、子どもを持ったら仕事も大事、家庭も大事と揺れていく。その中で一枚一枚翼をもがれるように生きている女性が実態。夫婦で対話しながら、足りないところを無理に補わなくてよい、1人で100点を目指すのではなく、夫婦二人合わせて100点で良いのではないか」と話される言葉に心救われる思いでした。
(良かったらアーカイブのブログを覗いてみてください。https://www.nhk.or.jp/hogosya-blog/100/451667.html

母・妻としての役割も社会人としての役割もバランスを取ることは簡単ではありませんが、無理をしすぎず、思い詰めすぎず、でも諦めずに来年も過ごしていけたらと改めて思っています。
来年も法人共々、どうぞよろしくお願いいたします。

                              理事 吉次 恵美

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