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幼児教育に触れて思うこと

2023.5.09

幼児教育に触れて思うこと

あわただしい新年度のスタートから1か月あまり経ち、新緑が目に鮮やかな、清々しい季節となりました。

皆さんは連休いかがお過ごしでしたか?

私は娘を祖母宅へ連れて行ったり、大きな公園で遊んだりと近くでゆっくり過ごしました。

昨年「はじめての園選び」と題して、幼稚園見学に行ったお話を書きました。

今回は入園から1か月を経て、感じたこと、気づいたことについて共有します。

今春から娘は予定通り、のびのび探究系の幼稚園に登園しています。

先生方の園児への関わりが素晴らしく、キャリアコンサルタントとしての自分を振り返る良い機会となっています。

まず、入園初日から担当の先生だけではなく、事務の先生まで子どもたち全員の名前を覚えておられました。名前で呼びかけられると、初めての場所に来た緊張感も和らいで、娘はホッとした表情になっていました。

また、泣いたり、ぐずったりしている理由を本人からしっかり聴き取り、どうしたいのかキャッチして、したいことができる場合はフリーの先生が叶えようとされます。

例えば、登園直後に園庭で遊びたい場合はそのまま連れて行ってくださいました。

本人がどうしたいか、まず「聴く」というのは私たちが大切にしている傾聴(相手の考えや気持ちをそのまま、評価せずに聴く)をまさに体現しておられると実感します。

先生方の方針は園庭の遊具にも反映されていて、すべり台や築山、ツリーハウス、おままごとができるマルシェ風の出店セット、砂場遊びの豊富なおもちゃ、摘んで色水として楽しめる美しい花々、などなどあげれば切りがないくらいです。

娘はすっかり園庭に夢中で、休みの日も「幼稚園に連れて行って!」とねだられるほどです。

このような恵まれた環境の中で、1クラス25名の友達と初めての集団生活を経験しています。年少少のクラスの中ではまだまだ友達と遊ぶという感覚は薄く、時々手が出たり、ケンカになったりすることもあるかもしれません。ですが「幼稚園は人との関わりを学ぶ場」であり、間違ってもよいこと、間違いが許される場であること、その環境を保護者も一緒になって作っていくことの大切さを感じています。

自分の思いや考えを聴いてもらえること、間違っても大丈夫と思える安心安全な場に身をおけること、それは子どもたちだけに限らず、大人になっても大切なことではないでしょうか。私自身も講座やカウンセリングを担当する場合に限らず、人との関わりの中で日々実践していきたいと想いを新たにしています。

理事 吉次 恵美

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