ブログ

アニメのキャラクターが語るキャリアの金言②

2023.9.11

ようやく夏のライオンズ・クエストの巡業も終わり、ホッとしているところです。その巡業期間中も相変わらずアニメを視聴していました。

アニメの良さの一つにキャラクターが発する言葉のわかりやすさにあります。キャリア開発・成長の携わる仕事をしている自分も時々、アニメの登場人物の言葉にキャリア的な気づきや深まりをもらっています。以前、一度、アニメのキャラクターが語るキャリアの金言を取り上げたことがありましたが、今回はPart2です。

アニメのキャラクターが語るキャリアの金言②

自分が自分のままでいて、お役に立てることがあるんじゃないか

甘露寺蜜璃(鬼滅の刃 刀鍛冶の里編)

大人気「鬼滅の刃」の最新シリーズ刀鍛冶編で活躍した恋柱 甘露寺蜜璃(かんろじみつり)が作中の回想で語った言葉です。甘露寺蜜璃は、その可愛い外見とは裏腹に大食いで、人並外れた怪力の持ち主です。そのため、縁談も断られることがありました。一時は悩み、食べずに、ピンク色の髪も染めて、「普通」の女の子を装うように務めたこともあったのです。しかし、彼女は気付きます。そして、本当の自分のままで人の役に立ちたいと思い、鬼と戦う鬼滅隊に入り、柱まで成長していきます。他人と自分の違いによって悩むこともあると思いますが、その人らしさを開花させた時に人は輝くことができるのだと甘露寺蜜璃の例を見てもわかります。

私はド派手に転ぶことも多いけど、そのぶん立ち上がるのも得意なんだ

岩倉美津未(スキップとローファー)

岩倉美津未は、地方から東京の高校へ進学し、その素朴で、(東京の高校生から見れば)独特な個性で素敵な仲間を作っていきます。「スキップとローファー」はそのような女子高校生を主人公にした学園アニメです。その主人公の岩倉美津未は、持っている常識の違いやコミュニケーションのズレから何度も失敗をしますが、その時に発した言葉が上記のものです。素敵な言葉ですね。自分の失敗をこのように言える主人公だからこそ、周りに徐々に人が集まってくるのでしょう。シーズン2の制作に期待が集まるアニメです。

彼女らしさ、俺らしさ、きっと誰かが規定した自分をずっと持っていて、それはいつもズレている、自分たちらしくありたい、けれど、その自分は一体誰が決めたんだろう。

比企谷八幡(やはり、俺の青春ラブコメは間違っている。)

 ライトノベルの世界を席巻した大ヒット作「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」の主人公 比企谷八幡の言葉です。アニメも3期にわたって作られ、一応の終了を迎えています。この作品の主人公は捻れた性格をしており、すでに人生を拗らせています。しかし、主人公の八幡は上部だけうまくいけば良い「青春」、いわば社会へ鋭い視点を投げかけて、「偽物」であると批判するのです。そのようなストーリーの中で発せられたのが上記の言葉です。アイデンティティーとは何か、これへ的確に回答することは本当に難しいことです。続けて、八幡は次のように考えます。

「俺たちらしさはいつもどこかで食いちがっていて、なら、ホンモノの、本当の俺たちはどこにいるのだろう。」

「間違っていてもいい。その度に問い直して、問い続けるから。」

八幡は「ホンモノ」を見つけることができたのでしょうか。気になる方はぜひアニメをご視聴ください。

代表理事 横田 秀策

Page Top